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誤射かもしれない
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 久々についった自重期間。ここのところ躁状態が長かったから仕方がないね!
 アカウント削除までやってみたものの1時間そこらで戻ってくる意思の弱さにしてついった依存度。けど案外すっぱりアカウント削除ボタンは押せるものだと理解しました。


 NLはどうしてカプ論争が耐えないのか、ageてsageるのか、永遠の謎。
 言いたくはないのですが
 ミコノさんの場合「本人は何もしていないにも関わらずアマタ・カグラから無条件に愛されている」「“繋ぐ力”なるものの描き方が不明瞭・突飛すぎる」、
 ゼシカたその場合「アマタに惚れた切っ掛けが非常に分かりづらく希薄」「積極的なアプローチならびにミコノに対する明確な牽制がないまま一人で恋愛感情を屈折させている描写まで飛躍してしまっている」
 という私の主観。ゼシカたそに限っては完璧に脚本が悪いと思いますん、残念ながら…。
 どっちもジンとユノハぐらい丁寧に描いてやれよ!

 とりあえずそんなカプ論争が起きるぐらいならミコゼシもしくはゼシミコの百合に落ち着けば世界は平和だと結論付けたので今度そっちまで開拓しに行こうと思いました まる


 マクロスFでもそうでしたが作中におけるヒロイン同士のアレコレよりも双方のファンが……正直EVOLの視聴やめようかと思うレベルで。千年のホモ萌えも一瞬で冷めるう。
 でもこれで男女を逆転するとキスダムのようなどっちも救いようのないカス(※褒めてる)というオチに行き着くのでどっちにしても微妙なところです。



 以下、勢いのみのイズカグ。
 最近の2,000字未満ぶりが酷い。




 調子はずれな鼻歌が流れていることにイズモが気付いたのは随分と経ってからのことである。
 最高機密を押し込めた、軍内部でも極一握りの人間しか立ち入ることを許されない司令室。初めからその男は場違いで、しかし間違いなくこの場所に立ち入る資格を持った数少ない人間だった。とはいえイズモのように端末を操作し次の侵攻作戦を練るでもなく、ジンのように戦闘の解析データを上げてくるでもない。ある意味古風で愚直な、どこまでいってもただの戦士だった。
 つまり戦時以外は何の役にも立たないということだが、まずその男が何をするでもなく司令室に入り込んでいることには気付いていた。グニスの整備をしろだのシミュレーションでもしたらどうだだの、通り一遍の説教を垂れたところで聞きやしないことは知っている。なので放置していたのだが、
「――……」
 歌い出しに気付かないほど、この男の存在が溶け込んでいたとでもいうのだろうか。
 微かに去来する感情を背後を仰ぐことで払い落とす。それは決して座るために設えられたわけではない機材に腰掛け、ぼそぼそと歌を紡いでいた。手には気に入りらしい熟した紫の果実を持って、歌の合間にかぶりついている。その度に剥き出しの果肉から、骨ばった手から、潤む唇から、ぼたりぼたり、果汁が滴る。ふと渇きを覚え、イズモはゆるく唾液を飲み込んだ。
「――……あ?」
 喉音に気付いたのか、ぶつりと歌を止めて剣呑な赤毛が揺れた。イズモを振り返り金の目をすうと細める。
「ンだよ、オッサン」
 残る果実ごと掠れた歌は飲み下される。ぐずぐずに崩れた果肉を口の中に放り込み、手を汚す果汁を舐め上げる舌先。生々しい動き、赤さ。イズモは眉間に縦皺を刻む。
 粘る水音で仕上げとばかりに辿られた唇が、ちらと舌先を仕舞い込んでつと歪む。撓る曲線は月の背を描いていた。カグラは歪な腰掛けから飛び降り、大股にイズモへと近づく。元より奔放に振る舞うカグラが渋面を浮かべたままのイズモに臆するわけもない。薄い笑いを貼りつけたまま指揮官席に座すイズモの膝に乗り上げる。甘く臭う両腕はゆるく、しかし逃しはすまいと巻きつけられる。
「……やめろ」
 溜息のように吐き出した声が諦念を含んでいることにイズモ自身気付いていた。吐く息が鼻先を擽る距離まで迫るカグラも間違いなく気付いている。増々歪む半月に尖った犬歯がちらりと覗く。
「ヤリてぇんだろ?」
「どうしてそうなる」
 即答するもカグラは取り合わない。目を引く白い牙が迫り、イズモの服の合わせを噛んで開いて鼻先で潜り込む。そのまま愛撫の体で首筋を舐め上げられるがイズモは微動だにしなかった。押し退けも受け入れもせず眼下に揺れる赤毛を見下ろす。
 ふんふんとカグラの鼻が鳴る度、僅かに背筋が疼く。普段は粗野の塊にしか見えないカグラが先ほどまで見せていた、密やかな、いってしまえば純真さのようなもの。今は形もなく、調子はずれに刻まれていた歌はドロドロに溶け切って、毒々しい色へと姿を変えている。
「なあ、イズモ」
 金の瞳がイズモを見上げる。アルテアではもう堕ちてしまった太陽に似たそれが鈍く眩しい。他に何も持たなかったカグラをここまで落としてしまったのは誰か。ちろちろと唇を舐めるカグラの舌先は誘いをかけるが、そこに触れることは一人を除いて叶わない。未だに漂う甘い匂いに果肉を握り潰す幻想を重ねて、イズモはカグラの頭を片手で掻き抱いた。
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お楽しみメモ
2009年3月21日
 Sound Horizon Live Tour 2009 - 第三次領土拡大遠征 - 横浜公演
2011年3月3日
 DISSIDIA 012 FINAL FANTASY
2013年3月14日
 スーパーロボット大戦UX
2015年6月28日
 Splash!3
2016年4月23日
 劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』
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