更新：郁夏1つ＋映画ハイ☆スピード！感想拾い上げ４

　明けましておめでとうございます。
　バベルのもとになった郁夏の想定しているえっちいシーンの長さに自分が挫けたものの、これだけ郁夏郁夏言ってるのにまだいっこも郁夏書いてないのどうなの？　郁夏が読みたすぎてリビドーが震える…！と思ってさらっと殴り書きした郁夏です。
　エディプスとかエレクトラとかのコンプレックスだの郁弥にとって何にでもなれる夏也の聖母懐胎だののつもりで書き始めたのに結局いつものコギトエルゴスム的なさくぶんになってしまってわりと遺憾です。

　なお郁夏と尚夏の世界線は分化しないのでこのナツニイ既に尚パイセンとえっちしてるし非処女。


　以下、いつものハイスピ感想ツイート回収です。感想というかほぼ妄想。
　地元はもう一日一本レイトのみになってしまったので映画館まで往復25kmの都合上もう円盤化するまで観られないかもしれないかなしみ…。

◯郁弥の部屋には競泳選手・水泳のポスターが少なくとも2枚ある
・純粋に「競泳」に目覚めて先に夏也から分化を始めたのは郁弥なのでは？
・にいちゃんと一緒だからって理由で小1からSCに通い始めた郁弥くんだけど天性の才能持ってたのは郁弥くんで(原作)兄を必要としない純粋な水泳の楽しさに目覚めたのも郁弥くんでそれに気づいたから他人と泳ぐ楽しさを啓蒙しつつ離れることで郁弥の棘になろうとした快活さとエネルギッシュな振る舞いの根にうしろぐらい感情抱えてる桐嶋夏也なくはないと思う
・旭の手当たり次第の勧誘にイライラして部活なんて遊びだよって言ってる郁弥は意識高いスイマーで少年まんがの見下し系ライバルのオーラ持ってるし(直後にブラザーコンプレックス全開でそんな空気なくなるけど)、部屋に競泳選手のポスター貼っちゃうぐらいだからこう


◯病院に行くために1年生たちが去った直後のプールサイド
・郁弥が兄貴の言うことわかった気がするって言って和解した後、尚の病院教えて1年が慌ただしくプールサイド出てった直後に「いぐやがわがっでぐれだ；；；；」って言って号泣する部長に他の部員みんなが部長良かったですね！！って囃し立てるそういうよんこままんが的なのが見たい
・部員みんなが囃し立てて桐嶋部長わっしょいわっしょいして部長今夜は赤飯ですね！！とか言うから桐嶋部長本気にしてそうだな赤飯だ！！っつって即お母さんに「郁弥と仲直りしたから赤飯炊いてくれ」って連絡するんだけど郁弥今夜からハルんちに泊まるって連絡してきちゃうから崩れ落ちて号泣するし部員みんなに大丈夫っすよ部長明日も部活で会えるんですからって励まされるし泣きながら炊いてもらった夕飯の赤飯食べるから二人だけの食卓でお母さんめっちゃ困惑するし最終的に夜部屋で三角座りしながら尚に電話かけて気を紛らわせよう(あわよくば慰めてもらおう)とするけど明日処置で朝早いから明日にしてって尚に即電話切られるところまで妄想した


◯桐嶋夏也のあざといところ
・ファーストコンタクトで首傾げて笑うところ
・遙とのファーストコンタクトとのシーン桐嶋なんかどえらいかっこつけてドアに右肘突くじゃろ？　ほんで記憶が曖昧だけど七瀬が答えて橘が敬語敬語！したあたりで桐嶋の横顔映るじゃろ？　あそこではっはっはとか笑いながら奥のドアつまり桐嶋から見て右側に傾いてた頭が笑い声と同じリズムで手前つまり桐嶋から見て左側に傾いてくるよね？　ほんでそっから記憶が曖昧なんだけど「で、どう？」みたいに訊いてくるじゃん、小首傾げて「どう？」て、しかも笑いながら首の角度変えて？　なにあの男？？　なに？？？
・あれ正面から見たらものすごくあざとい仕草だと思うのね？？？　ことばじゃわかんないだろうからみんなスクリーンで観てきてくれ実にあざとい
・野島健児の声から桐嶋夏也を分析したけどべつにそれが当たりだとか事実そうだとはちっとも思わない。ただし最初の勧誘に来た夏也が気のいい兄を装ってぶりっ子してる部長の桐嶋夏也なのと、厳しい声は多々あれど一番厳しいのは七瀬が個人だけ出ればいいって言ったときだっていうのと、最後の「行けぇっ！郁弥ぁ！」がそれまでの桐嶋夏也ぜんぶを引っくるめてるのは当たらずとも遠からずだと思ってる


◯モブ部員くんたちに勝手なイメージを押しつけるな！
・最後のリレーで一着取ったとこ、尚と夏也の心ぴょんぴょんにばっかり目がいっちゃうけどあの後ろでモブ部員くんもめっちゃよろこんでくれてる
・関係ないけどおでこ全開で金髪っぽい岩中水泳部集合エンカ右端のモブくんのことは心の中で櫻井って呼んでるしエンカだとその左隣のモブくんのことはアスベルって呼んでるし更にその左隣尚の右の彼は矢崎翔太だと思ってるし多分に中川翔太系の顔をしてるせいだと思う


◯部活動が必須の岩鳶中学校で水泳部を辞めた遙は籍を置いたまま去ったのか別の部活に移ったのか？
・水泳部辞めたけど部活動必須ゆえ1月後半の中途半端な時期に入部してきた七瀬くんのキャンバスに向かう横顔の物憂さに淡い恋心を抱くけど最後は恋じゃなかったって言う美術部の女の子の話ください
・七瀬水泳部じゃなかったら絶対に美術部入ってひとり黙々と孤独な絵を描いてほしいって思ったけど調理部でもいいな、そして朋ちゃんにわたし七瀬くんのこと好きだったけど今の七瀬くんのことはきらいだよって言って一方的にふられてほしい
・まじめな話部活必須の学校で半端な時期に水泳部辞めて七瀬どうしてたん？　いや七瀬はパターン思いつくんだけど一番予測不可能なのが橘真琴だよ…どうしてたん…
・もちろん名前だけ水泳部に置いたままずるずると3年間きちゃって旭が部長になった岩中水泳部で新しく入ってきた何も知らない1年生がふと名簿見ちゃって七瀬遙と橘真琴って人、部活に来たことないですよね？って憤って郁弥には長い睫毛を伏せて憂いてほしいし旭には 「あいつらはな…」って某桐嶋夏也みたいに言い淀んでほしいし最後には「あいつらは、いいんだ」って寂しそうにいつもの笑顔で笑ってほしい


◯七瀬遙は
・現実そこに人家などない、神さまに会う前に人間が穢れを清める手水舎のある場所に暮らし誕生日が夏越の大祓な七瀬遙はもともと神さまで今が人間一周目なので人間の感情を客観的に理解はできてもそれが自分にもあることは知らなかったんじゃ…
※真琴のことを「見ててつらい」、夏也のことを「寂しそうに言ってた」と正しく理解できるくせに自分に関しては目の前で友人が号泣して心情を吐露してそこに重ねるまで「俺も寂しかった」ことに気づけない点より


◯旭と尚のシーンの車
・二人の話す背景で二回車が通っていずれも赤信号で停止するが、一回目は右車線停止線前、二回目は左車線停止線越えで描写される
・進むのではなく停まる、いずれもぴったりは停まらないっていうところに旭の気持ちの定まらなさとか停滞があるのかなと思う


◯椎名蒼平実在します
・最後に旭のおねーちゃん見に来るけどあれおねーちゃんは別に競泳とか興味ないんだけどどうしても用事で応援に行けない父親にしつこく頼まれて見に来たら家ではあんなにヘタレ(原作父親より)な弟があのプールで誰よりも速く真剣に泳いでるから「へぇ、やるじゃん」て見なおしたんだよね
・って今まであたりまえのように思ってたけどよく考えなくても父親がしつこく頼んでくるシーンとかべつにない
・椎名蒼平実在します


◯フリーを泳ぐ遙がいっとう輝いて映るシーン
・ひとつは遙に呑まれて泳げなくなった旭の憧憬　もうひとつは最後の記録会で自身は出場しないリレーを無表情で見てる宗介のシーン
・旭はわかりやすいんだけど宗介は…たぶん宗介は佐野中ではリレーにも参加してなくて、記録会での静止とか大会会場を去るとき前を行く佐野の部員がちらっと宗介を見るだけで特に声もかけないあたり、凛がいなくなった宗介は佐野中ではただストイックに「泳ぐ」、「凛に負けないように」ってただひたむきなんだろうなとか
・リレーに興味はないし小学生のときも凛だから泳ごうって、今は凛もいないから泳ごうとは思わないんだろうけど
・「凛とリレーを泳いだ七瀬のリレー」が眩しく見えるのは、あのときの凛たちのリレーを見ていて、そこに自分もいたかったっていう、憧れとも後悔とも嫉妬ともちがう、眩しさがあるのかなと思う
・今まであまり宗介に入れ込んでFree!を噛み砕いてこなかったけど、あの眩しい七瀬を見つめる中学校一年生の宗介はすごくたくさんの感情や過去未来へ繋がるものがあると思う


◯映画ハイ☆スピード！のここがわからない！
・記憶を失った凛とかこれだから教育係をやめられない先輩2年目の尚とか脚本上のものは置いとくとして　更衣室で郁弥が憤って帰って追いかける夏也となんスかあいつって言った旭のアイコンタクト　しまったって顔と疲れた自嘲　よくわからない
・部長の弟にしまったっていう旭といいんだよ悪いなっていう夏也なんだろうとは思うけど店舗がちょっとふしぎ
・最後のリレー　演出の迫力とか優先とかあるのかもしれないけど結局引き継ぎがどの程度精錬されたのかどれもこれも素人からではあのアングルわからない
・あといつもの100mの看板と廊下の窓際のガラス玉