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誤射かもしれない
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 5周ぐらいしたあたりから鑑賞後に記憶を保ち人語で語れるようになったこうふんのついったから拾い上げ。
 なお4周までの自分は青春の煌めきを前にして人語を失ったただの哀れな豚かなにかでした。ちなみに今は8周目です。

▽ナツニイのはなし
・桐嶋夏也は不遇枠で好きになったのに映画だと全然不遇じゃない
・桐嶋夏也のどこが好きかっていうと原作がメタ的に不遇だったところでまず好きになったんだけど、尚先輩に存在感食われてるとこも好きだしその尚先輩をして逃げたとかやってないと思ってとか評価される部長というポジションのわりに無責任げなところ
・ってことは映画の桐嶋夏也には原作で好きな要素の半分くらいが削ぎ落とされてるんだけどどうよって言われるとスイマッセンッ顔が好みですとしか いえないわけではない
・夏也が郁弥を突き放したのが2年前だからまあ郁弥が大きく占めてたSCだけじゃなく水泳部を知って水泳部で大勢の仲間と泳ぐのが楽しくなったからそれを伝 えたくて郁弥にも隣に並んでほしくて突き放したんだろうけど、自分から思い切って突き放したわりに器用にもできないし引け目があるにしろ動けない
・そういうとこが好き 映画は
・桐嶋家の食卓→声をかけるぐらいすればいいのに黙って食べ続けて郁弥がいなくなったら視線を逸らす・水泳部勧誘→郁弥の水泳部に入ってやるよ!が聞こえて るくせに聞こえてないそぶりで教室入ってくる・兄貴が僕を最初に~→わりと近くの廊下で郁弥泣いてるのに椅子から立ち上がることもしないできない
・こういうとこ ダメなとこというか踏み込めないというか煮え切らないというか臆病というかそういうとこ
・そのくせ遙には郁弥はどうだとか尚にはえーだろ俺の弟とかするとこ 好き ほんでそういうとこを尚が見抜いてるのもほんとな…
・てゆっかこれより顕著なのが真琴遙勧誘中に部活なんて遊びだよって郁弥が現れて即出ていくとこ笑えるくらいの逃げっぷりなのだわナツニイ…こんなに露骨に逃げてるのに郁弥は突き放されてるって感じるんだからお互いまだ中学生だよね…
・更に見返したら「郁弥、部活は遊びじゃない」だけ答えた後真琴に兄弟なんですかって訊かれてごにょごにょして即逃げるのほんと鮮やかだったし桐嶋家の台所での問答なんか「郁弥!!」って声はすごく強いのに尻と椅子に接着剤でもついてんのかってぐらいナツニイ動かない
・いやー笑っちゃうぐらい好き 自分から突き放したくせに傷ついて器用にもできなくて逃げて目を逸らすことしかできない、桐嶋夏也の卑怯で臆病で救いようがなく不器用なとこ好き
・原作だとそのへん尚先輩にわりとボロクソ言われてたような気がするんだけど、映画だとモテない設定など忘れたかのようなイケメンビジュアルに野島健児のイケボが合わさりはァるゥかァとか勝負したがりまでもが合わさってサイコーにダメなとこが引き立つ
・がんばってハイスピ読み返してたらナツニイ3回泣いてた

▽なおせんぱいのはなしだかなおなつのはなしだか
・小説時点の芹沢尚に確固たるイメージと好意を持ってた人にとってはFSDってめっちゃ酷な映画化なんだろうなと思う 上映後最初に見た人様の感想ツイートが「映画の芹沢尚は別人」だったし
・超個人的に原作の芹沢尚のことは好きだけど苦手というか、モリモリの要素に中学三年生で網膜剥離すら達観してるあたりが飲み下せなくてふわっと受け止めてたし、桐嶋夏也は桐嶋夏也でまずビジュアルすら存在しなかったのと里美ちゃん未満みたいな出番のおかげで確立しきれてなかったから結果として動画音声という強烈なパンチで繰り出される二人に原作の記憶がミックスされてものすごくいいとこどりのハイブリッド芹沢尚桐嶋夏也を自分の中で構築しちゃたからあたまがハピハピハッピーなんだろうなと自己分析ぐらいはする
・小説と映画のふたりのちがいはそらわかるけど、ちょこちょこ見かける小説は尚夏で映画は夏尚だったみたいな意見にはまじでかってなる。どっちも夏也萌えから入ってるからただそれだけかもしれない
・ただあたまが残念な時期なのとハイブリッドなせいで帝王尚さまにごろにゃん額づく夏也とかだいぶわけのわからんイメージに走ってるからわたしは自分を信じない

▽先輩二人の役割のはなし
・夏也が母親的で尚が父親的だったんだな…って解釈した5周目の後に芹沢尚が岩中水泳部のお母さんになってるって意見見てンンンわたしのアンテナは感度おかしいのか受信帯ヘンなのか!?って さっきも父性的であろうとする桐嶋夏也っていうの見てこう こう
・夏也ははァ~るゥ~かァ~舐めてんのか?でちんぴら感漂わせてるし初っ端の勝負のシーンでも部員たちのみならず顧問までまた始まった…みたいなリアクションしてるから、そういう喧嘩っ早い「男性的」な行動が常態なんだろうなとは思うけど、郁弥が回想したように褒めるとか待つとか、そういう「優しい母親的」部分は少なくとも遙たち4人にとっては夏也が受け持ってるんじゃないかなと思った。逆に尚はあのままでもそこそこに泳げただろう真琴の迷いや甘えを許さない、叱るような、「厳しい父親的」部分を担ってるのかと
・原作の尚は遙の師匠的なとこあったし、尚と遙の関係については結構深かったんだけど映画の尚はむしろ旭との繋がりが深い感じ。旭の恐怖を受け止めるシーン はお母さんと呼ばれる包容力もあるのかもしれないけど、後の台詞を思うと泳げなくなった自分を重ねてるんだと思うと目線が同じでそれは原作ではある程度超越されてた尚の弱さというか、芹沢尚っていう中学三年生の男の子が押さえ込んだ絶望を飲み下してでもやっぱり重ね合わせてっていうことなのかなって思うと、遙はもちろんなんだけど尚だってまだ中学生なんだから!!そんなラノベ主人公めいたクールさもヤレヤレも超然も要らないから素直に弱さを出させてやってよおおじ先生!!アッこれラノベやん!!みたいな溜飲は下がる

▽波紋のようだよね
・日野さんも挙げてらした尚が一人ひとりに語りかけるシーン、遙だけは響いてないんだよね。5回目でやっと気づいてごめんね。あそこの尚は「過去なんかに囚われるな」って言って遙が複雑な表情してて、囚われるな、じゃあの遙には響かないから尚はそこまで遙を汲めてない
・尚の肯定を受けて遙が人間だと気づく旭の前のリレーが一番で何がいけないんだってことばになってやっと響く。原作からそうだったのかもしれないけどFSDは完全に人間関係がリンクして干渉するストーリーで意識領域ちいさいわたしは混乱する
・ただそれでも起点が遙と真琴の相互干渉、遙が声を上げなければ真琴は変わらないし真琴が動かないと遙も動かない(ただし必要条件ではない)っていうのが

▽ナツニイの立ち位置(物理)のはなし
・夏也が尚の右側に立ってるシーンは3つ
・更衣室で旭を励ますシーン・佐野中との練習試合観戦中・←の前に流れた1年のリレー練習のタイムを横から覗き込んでかぶり振るシーン
・あとエンドロールはどのシーンも右側・桐嶋家の食卓も郁弥の右側 他は遙との勝負にしろ遙と廊下で歩くシーンにしろ左側
・あと桐嶋家の食卓でお母さんの場所郁弥の向かい側だった?夏也の向かい側じゃなかったっけ?? 郁弥が夏也に感情ぶつけるシーンでは夏也は最初の食卓で自分が座ってた席の向かいにいる
・桐嶋家の食卓での空席は夏也の向かいなので郁弥が感情爆発させるシーンの、ポーズとしてだけは説教垂れてる夏也は父親の席にいる
・どういう意味があるのかと言われると さあ…?
・ 女子中学生の心理テストレベルで、人の左側に立つ=右手≒利き手を預けてるってことなのかと思うけど、逆に人の右側に立つ=自分の右手≒利き手を預けない・いつでも利き手をフリーにしておきたい人なのかなって感じ方のが強いのでどちらかというと芹沢尚が仕事人
・夏也も尚も右利きだった?という前提での話だけど夏也が尚の右側に立つシーン=尚が利き手側に夏也を許してるシーンだし尚は旭との会話でも右手はフリーだった
・ 二次創作ホモ同人における立ち位置の左右差一般論をよく知らない 真琴と遙で見たようなないような記憶ある

▽三年生の桐嶋くんと一年生の七瀬くんの泳ぎのちがいが残酷
・1回目の遙との勝負でのスタートは見間違い?レベル?で夏也の方が先、2回目は明らかに夏也が先(ただし1年生は曇り空なので遙は1回目ほど調子上がってないと思われる) いずれにせよタッパの差があれだけあってタイム差…って思うしそりゃ翔太くんも絶望する
・1回目のスタートも明らかに夏也のほうが早い、あるいは夏也のほうが飛び込みのアクションが大きい。2回目はよほど夏也のほうが早い。でもやっぱり同着か僅差程度まで七瀬が追い上げてるとこ身長差を考えていっそ絶望すらする。七瀬遙の泳ぎ
・夏也のフリーについて辛うじて描写があるけど、夏也の専門種目がフリーかどうかは書いてないんだよね。原作映画ハイブリッド混合派としては専門のフリーで遙とのタイム差があれなら客観的には残酷だし、専門じゃないのに遙に勝負しかけるかというと微妙
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2009年3月21日
 Sound Horizon Live Tour 2009 - 第三次領土拡大遠征 - 横浜公演
2011年3月3日
 DISSIDIA 012 FINAL FANTASY
2013年3月14日
 スーパーロボット大戦UX
2015年6月28日
 Splash!3
2016年4月23日
 劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』
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