Astro-Note

　更新したアストロノートパロディ海城“Astro-Note”について補足というか蛇足。

　先の記事で記述した通りジャンボPさんのオリジナル曲「アストロノート」のパロディです。
　原曲。
　【ニコニコ動画】【巡音ルカ】アストロノート【オリジナル】

　VOCALOID音声が苦手な方はこちらなどで一度聴いていただければ。
　【ニコニコ動画】アストロノート　歌ってみた__

　歌詞はこちら。本文中にも歌詞フレーズが取り込ませていただいております。


　ここから先は曲に関してあくまで私の解釈を下敷きにした海城小話の補足と言う名の蛇足。

　一言で話の筋を述べるなら、不可避な終末の世界で雲に覆われた空をどうせ終わるならみんなに見せたいと思って雲に風穴開けに行く城之内くんと、それを見届ける海馬くんの話です。
　ここは想像の余地の残るところではありますが原曲通りの流れを踏んでみんなとお別れをする城之内くん。さよならは言わない社長です。
　生き延びることもましてや空なんて誰もが諦めて、最後を大切な人たちと過ごしたいと願いながら終わる世界で一人空を見せたいと、ある意味バカみたいな夢を叶える城之内くん。城之内くんの夢に手を貸して最後を大切な人と見送る海馬くん。

　客観的にみれば死ネタかもしれませんが、曲を聴いていただければ分かるように、たぶんこの曲は最後の悲哀なんて歌ってはいないと思うのです。
　どこにでもあるような、ちょっとかわいい擦れ違いの歌。作詞者さんは「彼のあげたものと彼女の欲しかったものが、噛み合わないのはよくある話」と仰っています。
　城之内くんが静香ちゃんや海馬くんに見せたかったのは海馬くんと同じ綺麗な青い空。でも海馬くんが最後に見たかったのは青い空じゃなくて、誰もが願ったのと同じようにモクバくんと同じぐらい大切な城之内くんの笑顔かなと。
　自分が与えることばかりで、自分自身が求められていることに気づかない。たぶん夢を叶えることを思って笑っている姿はすごく城之内くんっぽいと思いませんか。

　曲は宇宙飛行士(Astronaut)を歌っていますが城之内くんは空を望んだ宇宙飛行士ではないかなあと思ってAstro-Noteと題を振りました。いつか重ねた城之内くんの鼓動と電子音で最後に伝えられるバイタル、心音というイメージで。
　あと本文冒頭の「ライカ」はご存知の方もいらっしゃるかとは思いますがクドリャフカとも呼ばれる世界で最初に地球軌道を周った犬です。詳しくは「ライカ　クドリャフカ」と検索していただければ当該のわんこさんが引っかかってくると思います。詳細は述べませんがライカと違って無事に空に上がれたなっていう、心音からの海馬くんの安堵。



　と、柄にもなく長々と蛇足を連ねましたがとにかく一度曲を聴いてほしいなと思います。
　世界の終末と空に散った宇宙飛行士の重苦しさを歌う音ではないと感じていただけるかと思います。個人的な意見ですが。

　しかし世界の終末なんて
　【ニコニコ動画】【遊戯王MAD】　ギャグマンガ日和「終末」パロ
　こんな感じで回避されればハッピーエンドだと思いますけどね！　えっ、ちがう？